時代を視る

2024年6月ニュースレター 時代を視る NO359

2024年6月14日

一般財団法人WIN WIN 代表 山口 積惠

5月15日午後1時より、日本ユニセフ協会主催「赤松良子さんを偲ぶ会」がユニセフ協会本部の会場で開催されました。

赤松良子さんは、2008年から2024年まで約16年間日本ユニセフ協会会長として、世界と日本の子供たちのための活動を率いてこられたのでした。第一会場、第二会場、第三会場には、全国各地から赤松良子さんを偲んで多くの参列者が参集くださり、おごそかに、しめやかに執り行われました。

第一会場の最前列には、衆議院議員野田聖子さん、元最高裁判所判事・元厚生労働省官僚で赤松良子さんの後輩である櫻井龍子さん、評論家で赤松良子さんの友人樋口恵子さんが着席されていて、お別れのご挨拶をされました。

これらお三方のご挨拶を拝聴して、赤松さんの交友範囲が広いことが実感されたことでした。

 

赤松さんは、女性議員が増えると社会が変わるという信念のもとに、1999年6月WINWINを創設されました。2000年から2022年に行われた衆議院議員選挙及び参議院議員選挙において、WINWINが推薦した立候補者は、延べ228人、当選者は123人に上ります。

2019年以降は地方議員選挙についても立候補者を推薦し、選挙活動支援金20万円を寄付、国会議員選挙の立候補者でWINWINが推薦する方には選挙活動支援金30万円を寄付してきました。

 

2022年10月7日現在、衆議院議員に占める女性議員の割合は9.9%、参議院議員に占める女性議員の割合は25.8%です。

政府においては、「2020年までに、あらゆる分野で指導的地位に女性が占める割合が、少なくとも30%程度」になることを目指して取り組んできたところですが、現状としては、女性の拡大は緩やかであります。

 

生前、赤松先生は、毎年少しずつ前進を続けることが大切。1年では僅かでも、10年続ければ、大きなものに繋がるからと教えてくださいました。

この教えを愚直に続けてゆきたいと考えます。

 

5月26日、四谷の「たちばな墓苑」にて、納骨が行われました。住所は、新宿区須賀町14-1です。 地下鉄丸の内線四谷三丁目駅から徒歩5分、JR総武線信濃町駅からも徒歩7分。便利で行きやすい場所です。赤松先生が生前、近いのだからいつでも来られるでしょうとおっしゃっていたそうです。

納骨の後に、たちばな墓苑(正覚寺)の住職様から、赤松良子さんはこの墓苑にて、永代供養をさせていただきます。皆様、どうぞお参りくださいとお話しがありました。