時代を視る

2020年9月ニュースレター 時代を視る N0247号

2020年9月10日

win win代表 赤松r良子

残暑がことのほか酷しかった今年の夏も終わろうとする8月28日、突然安倍首相が辞職する

と申し出た。ご本人にとっては、長い間、我慢してきたあとの決断だったのであろうが、国民

はエッと驚いた。潰瘍性腸炎とやらいう難病なのだそうである。一月ばかり前に検査と称して

信濃町の病院へ6~7時間も留めておかれた時、歩く姿に元気がないなと私は感じたのだが、

カンが当たっていたのかもしれない。その直後、内閣の寿命が7年8カ月とか史上最長と発表

されていたので、人間良いことばかりというものではないというからなと思ったせいもあった。

 この内閣、長い割に、かけ声倒れのキライがあり、モリ・カケ・サクラという不評の後始末もつ

いていない。第一のかけ声だった憲法改正は、かけ声倒れになってヤレヤレよかったと感じて

いる国民も少なくない筈であろう。

 一方、目を海外に転じるとアメリカでは、11月3日が大統領選挙とあって、4年に一度の大イ

ヴェントである。一般に現職の大統領が2期目の選挙で敗れるということは、めったにないと

聞く。私の記憶ではニクソン大統領がそうであったような気がするが、あれは選挙で敗北した

のではなく、スキャンダルで身を引かざるを得なかったのであったか? 随分昔の話になって

しまった。