時代を視る

2017年ニュースレター 時代を視る 臨時増刊号  Vol.212

2017年10月23日

臨 時 増 刊 号   

 10月22日、全国的な荒天のなか、衆議院議員の選挙(いわゆる総選挙)が行われた。心配された通り、投票率は低く、戦後二番目の低さだという。結果は大雨にたたられて開票できない場所もあって、最終的には未だ確定していないが、大勢はほぼ決まり、自民、公明の与党が公示前の議席を確保しての勝利と報道されている。注目された希望の党は伸びず、驚いたことに女性の当選者がたった一人というではないか? 党首が女性だから、女性に機会を与えることに関心があるのかと思いきや! 全くがっかりしてしまう。 当選者の総数が躍進した立憲民主党は54人中女性は11人と差がある。(希望の党の当選者は49人)。それでも国の示している30%(あらゆる分野で)に遠く及ばないのだから情けない。

そこで、WIN WINの推薦者の状況であるが、23人のうち下記の13人が当選された。心からお祝い申し上げます。

 

WIN WINが推薦した候補者のうち当選した方

     尾身 朝子      56歳       自由民主党        選挙区  群馬1

     宮川 典子      38歳       自由民主党        選挙区  南関東比例

     野田 聖子      57歳       自由民主党        選挙区  岐阜1

     木村 弥生      52歳       自由民主党        選挙区  京都3

     大河原 雅子   64歳      立憲民主党        選挙区  北関東比例

  西村 ちなみ    50歳      立憲民主党        選挙区  新潟1

     尾辻 かな子   42歳      立憲民主党        選挙区  大阪2区

      辻元 清美     57歳       立憲民主党        選挙区  大阪10区

 高木 美智代     65歳       公明党                選挙区  東京比例

      古屋 範子    61歳        公明党                選挙区  神奈川比例

     浮島 とも子  54歳        公明党               選挙区  近畿比例

     菊田 まきこ  47歳         無所属               選挙区  新潟4区

     阿部 俊子     58歳         無所属               選挙区  岡山3区

 

また、今回落選された方には、捲土重来のご出発を期待している。

わが国の女性の地位が、国際的にみて低い(いろいろな統計で)のは、国会議員の女性の割合が少ないことが原因の一つだと言われてきたのが、今回の選挙でもさっぱり改善されなかったのは誠に残念というほかはない。総数中女性議員数はわずか8.7%のようだから、(未確定要素あり)公示前の9.3%よりも下がってしまった。最大政党の自民党では、何と5.9%ではないか。これで先進国の政党だと言えるのかと恥ずかしくなってしまう。そしてWIN WINの力の弱いことに思いが及び、歯ぎしりをしている次第である。