時代を視る

2022年12月ニュースレター 時代を視る NO344

2022年12月10日

win win代表 赤松良子

今年も師走を迎え、気ぜわしい毎日となったが、4日の日曜日には品川の区長選挙があり、WINWINの会員である女性の方が当選された。規約により資金提供をすることもでき、再選挙で、断トツで当選されたのは、まことに目出度く、ブラボーと叫んでいる。

 

当選されたのは、元都議会議員の森沢恭子さんで、44歳の働き盛りである。もう一人の女性候補者の方は、62歳。40歳台はもう一人男性がいるが、元銀行員で政治家としての経験がない。

 

6人の候補者とも政党の推薦ではないが、応援演説ぐらいはあったようだ。森沢氏は全くの独立。WINWINは超党派だから、政党と関係ない区長が生まれたわけである。

 

この選挙を確率論の観点から眺めてみるとなかなかの興味深いものがあった。候補者6人、男性4人、女性2人である。有権者の性別は分からなかったが、多分男女50:50からそう離れていないのではないか。とすると、そうして男性は男性候補者に、女性は女性候補者にそれぞれ投票しがちだったとすると(あくまでも仮定だが)候補者数半分の女性の方がずっと有利ということになる。

女性の候補者は男性2倍の有権者をgetできるという仕組みである。現に1回目に、西本貴子候補が得た票数は、2回目にはほとんどもう一人の女性=森沢氏に移り、男性候補2人の票は殆どそのままもと通りなので、森沢氏が再選挙には圧勝できたという構成になるわけである。

 

勿論、選挙というもの、その結果が確率だけで、判断できるわけではない。しかし、いろいろな分析をしてみる自由はある品川区民でもないのに、あれこれ言うのは失礼かと思いつつ、候補者について、比較的詳しい情報が新聞紙上で発見できたので、あれこれ比較・分析して発見することができた。乞う、御寛容!

 

今週は、世の中サッカーのワールドカップでもちきりだったが、私は、そちらは全然無智なので、TVの実況だけは見ていたが、ルール違反などさっぱり分からず、日本が8強に入れず、と言われても特に感慨はなしです。